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子供部屋は必要?作るメリットは?親目線で子供部屋が要る理由とは

更新 2020.07.29   住宅の設計・環境

「住まいづくりを行ううえで、子供部屋は必要?」「子供部屋にはどんなメリットがあるの?」「子供部屋の間取りは何がポイント?」このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。

子供部屋は勉強や寝室としての用途を考える方は多いですが、それだけではありません。子供部屋を設けることで、1人になれる空間ができ、子供の自立心が育まれます。

今回は子供部屋のメリットと間取りを決める際の注意点について解説していきます。

子供部屋を設けることのメリット

子供部屋を設けるメリットを見ていきましょう。

子供の自立心を養える

1つ目のメリットは、子供の自立心を養えることです。子供に自分専用の部屋を与えることで、自立心が養われます。例えば、リビングに物を散らかしていても、親が掃除したり、注意されたりしますよね。

しかし、自室でものを散らかしたままでは、いつまでもそのままです。このままでは生活できないことに気付くと、自ら片付けるようになります。こうした気づきは、1人で過ごさないと得られません。このような学びを日々積み重ねることで、成長がもたらされます。

1人部屋の間取りはスペースを取りますが、自分の行動に対しての責任感を育むという意味で、子供部屋は非常に有意義と言えますね。

プライバシーの確保

2つ目のメリットは、プライバシーを確保することです。言うまでもありませんが、子供にもプライバシーは必要です。小さい頃なら両親と過ごしたいという気持ちから、子供部屋を使いたがらないかもしれません。

しかし、成長して思春期に差し掛かると1人になりたいと思うものです。開放的すぎる間取りで、1人になれる空間がないと家族と衝突してしまう可能性もあります。将来的な目線では、子供部屋を作っておくのが無難です。また、両親側もプライバシーを得られる点もメリットです。子供を寝付かせた後、自分の時間が確保できるでしょう。

子供部屋の間取りを決める際のポイント

子供がまだ小さかったり、そもそも生まれていなかったりする場合でも、将来のことを想定して間取りを考えることが大切です。将来を見据えた子供部屋を設ける際のポイントについて見ていきましょう。

子供部屋に行くまでにリビングを挟む

子供部屋はリビングを経由させた間取りにしましょう。帰宅してから子供部屋に行くまでにリビングを経由させると、家族でのコミュニケーションの機会が生まれやすいメリットがあります。

最近は、スマートフォンの普及で家族間のコミュニケーションが減ったと言われています。リビングでの交流の時間を意識して作ることで、ちょっとした会話が生まれるでしょう。特に、思春期の場合は、さまざまな悩みを抱えてしまう傾向があるため、子供はいつの間にかフラストレーションを抱えているものです。

子供部屋が玄関から直接アクセスできる間取りだと、子供の様子の変化に気づかない可能性があります。少し間取りを工夫するだけで、毎日子供の表情や雰囲気をチェックできます。ぜひ、このメリットを活かして活発なコミュニケーションを取れる空間を作りましょう。

子どもはいずれ出ていく

子供がいつまでも子供部屋にいることはありません。多くは大学進学や、就職で家を出ていきます。しかし、家を出て行った後も、子供部屋は学生時代を過ごした部屋として、思い出の場所なのです。子供が帰省するたびに、その部屋で過ごすことで昔を懐かしめます。

また、空いた部屋は客間や趣味の部屋など別の利用方法を考えても良いでしょう。どの様な用途でも利用しやすい間取りにすることで、子どもが出ていった後もメリットがあるでしょう。

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まとめ

今回は子供部屋のメリットと間取りを決める際の注意点について解説しました。どんな子供にもプライバシーの空間は必要でしょう。最初から、「子供部屋はいらないだろう」と判断するのはおすすめできません。

いずれ子供は子供部屋から出ていきますが、帰省したときに昔を懐かしむために、特別な空間は必要です。