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建売住宅や注文住宅を検討中の方に自然素材の家の魅力をお伝えします

更新 2021.04.05   住宅の設計・環境

建売住宅のご購入や注文住宅をお考えの方に知っていただきたいのが、自然素材の魅力です。自然素材には漆喰や珪藻土、無垢材など、たくさんの種類があります。今回は、自然素材の代表例を4つ挙げ、それぞれのメリットをご紹介します。住まいづくりでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

自然素材の家とは?

そもそも、自然素材でできた家とは何でしょうか。一般的には、化学物質を含んだ素材を使用しないで建てられた家を、自然素材でできた家と言います。自然素材の家では集成材の代わりに無垢材を使用していたり、床や天井、壁といった室内の面積を取る部分に珪藻土や漆喰などを使用していたりすることが多いです。さらにこだわった家では、接着剤や断熱材といった目に見えない部分にも自然素材が使われています。

一方で、水回りの設備などを自然素材だけでつくるのは難しいです。そのため、企業によって自然素材の使用割合や自然素材の家の定義が異なります。自然素材の家は必ずしも化学物質を一切含まないということを意味するのではなく、建築会社によってその定義や捉え方が異なることに注意しましょう。

自然素材としてよく使われる素材とそのメリットをご紹介!

ここでは、代表的な自然素材を4つ挙げ、それぞれのメリットをご紹介します。

漆喰

石灰石を原料とする消石灰という物質でできた素材で、主に壁用の塗料として使われます。漆喰は時間をかけて徐々に硬くなるため、時間が経過しても劣化しにくく、塗りたての頃と見た目がほとんど変わらないです。また、調湿機能も備えており、冬の乾燥や夏の蒸し暑さを予防できます。漆喰は燃えない素材なので、防火対策の効果もあります。

珪藻土

珪藻と呼ばれるプランクトンの化石を原料とした土で、壁用の塗料として使用されます。非常に優れた湿度調節機能を持ち、冬の乾燥が気になる時期や夏の湿気が多い時期にウィルスやカビ、ダニなどが発生しにくい環境を保ってくれます。また、内部に小さな穴がたくさん存在し、空気中の臭いや音も吸収します。

天然リノリウム

亜麻仁油やコルク粉などを原料としてつくられる建材で、主に床材として使用されます。天然リノリウムは燃えにくい素材であり、原料の亜麻仁油には抗菌作用があるため、万が一燃えたとしても有害物質が発生しません。また、静電気が発生しないので、ほこりが舞いにくく、掃除の手間を省けます。耐久性に優れ、滑りにくいという特徴もあり、滑ると危険な場所にぴったりの素材です。

無垢材

1本の丸太から切り出した木材で、主に床や家具に使用されます。断熱や保温の効果があり、1年を通して快適な空間を維持してくれます。調湿機能も備えており、湿気や乾燥を防止する効果が期待できます。また、肌触りの良さや時間経過に伴い生じる色や木目の変化を楽しめるのも魅力の1つです。

木材の違い

木材は、木の種類によってその性質や用途が異なります。住宅の土台や柱といった家の構造部分にはヒノキやスギといった素材が使われることが多いです。

スギは日本で最も多い木で、比較的安価で手に入ります。木目がまっすぐで柔らかく、加工がしやすいのが特徴です。一方で、ヒノキはスギよりも成長速度が遅いため、強度があり、耐久性や耐水性に優れます。サワラは水回りで活躍します。水や湿気に強く、防ダニ効果もあります。浴槽や桶などの材料として重宝されています。カラマツは、柱や梁、床材や壁材などに使われます。赤身や節が多く、仕上がりに味わいが出ます。

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まとめ

自然素材でできた住まいの定義や自然素材の使用割合は企業によって異なります。4つの代表的な自然素材を挙げ、それぞれのメリットをご紹介しました。木の種類によって、木材の性質や用途は異なります。